KBCラジオ「5分間の税金話 私の隣の税理士さん」

  • 第15回:平成23年1月4日放送分

社会貢献活動

  • 沢田 :このコーナーでは、現役の税理士さんにスタジオに来てもらいまして、税金のことはもちろん、起業や相続、不動産といった専門的な話ですとか、実際に、税理士さんがどんな仕事をしているのかなど、毎週火曜日にうかがっています。
    今日は、新年1回目ということで「九州北部税理士会」の田村襄(のぼる)会長にお越し頂きました。田村会長、あけましておめでとうございます!
    今日は、田村会長に税理士さんの活動の中でも「社会貢献活動」について伺います。
    聞くところによると、いろいろなさってるそうですね?
  • 田村 :ええ、税理士は会計・税務のプロフェッショナルですからその専門知識と経験を活かして社会貢献活動をしています。
  • 沢田 :例えばどんなことをされているんでしょうか?
  • 田村 :一番身近な活動としては、「成年後見人」の仕事です。高齢の方や障害のある方で判断能力が不十分な方に対して後見人として支援する制度があります。これは家庭裁判所に選任をお願いする場合と、個人的に依頼する場合とがありますが、ご家族だけでは、なかなか難しい場合もありますので、税理士などが後見人として支援しています。
  • 沢田 :ま~、家族が離れているとか、家族では冷静になることが難しい問題なんかもありますよね~?
  • 田村 :そうなんです。「成年後見人」は、基本的にはご本人の意思を最大限に尊重したうえで、不足している能力をお手伝いすることから始めます。やはり、高齢になった親を客観的に冷静に見ることは難しいですから、私達専門家にお任せいただくことが良い場合が多いと思います。
    今から5年後、65歳以上の高齢者が3300万人、手助けが必要な人が500万人になります。
  • らぶ子 :「後見人」にお願いしたいときにはどんな手続きが必要なんですか?
  • 田村 :家庭裁判所にご家族が相談することもありますし、元気なうちに信頼できる税理士に、将来、判断能力が低下したときに備えて契約を交わしておくこともできます。
  • 沢田 :そのほかの社会貢献活動として、最近は、「学校」に出張するそうですね。
  • 田村 :はい、最近は、「租税教育」に力を入れていまして、学校からの依頼によって税理士が小学校、中学校、高等学校などに行って授業を行うことが多くなってきました。
  • ナカジー:難しいですけど、子供に税金のことを教えるのはいいですね。
  • 田村 :日本では、税金は「取られる」という見方をする人が多いですけど、税金は国家や社会制度を維持するために国民が「払う」ものですから、そこの基本的な考え方を子供の頃から養うことが必要ではないかということで税金のことを教えています。道路や学校は税金で作られていることを話したり、警察や消防も税金で活動できていることを話すだけでも子供達は素直に驚いてくれます。
  • 沢田 :税金は「取られる」もんじゃなくて喜んで払うもんなんですよ。中島さん。
  • ナカジー:これは教えてもらわないとなかなか分からないものですよね。
  • 沢田 :他にはどんな活動をされているんですか?
  • 田村 :最近は、県や市町村などの地方公共団体の税金の使われ方を監査するために外部監査人に監査を求められることも多くなっています。その外部監査人や監査委員に税理士が就任しています。
    また、政治家の政治資金を管理している政治団体も透明性が求められておりまして、税理士が登録政治資金監査人に就任して監査をしています。
  • ナカジー:そんなこともされているんですか?
  • 田村 :政治家が収支報告書を提出する際には監査を受けることが義務付けられましたので、帳簿や領収書などを監査して不明朗なことがないようにしています。また、最近はNPO法人が増えてきていますが、NPO法人は非営利団体ですので利益が出ない代わりに、NPO法人を適正に維持していくためには会計や財務の知識が必要になります。そのために税理士が支援している場合もあります。
  • 沢田 :いやぁ、今日はまた、税理士さんの知らない一面を知ることが出来ました。
    田村会長ありがとうございました。
    ラジオをお聞きの皆さんで、税理士さんに質問などがありましたら、パオーン宛に是非、送ってください。
    また、九州北部税理士会のホームページもご覧下さい。
    スタジオには、九州北部税理士会の田村襄(のぼる)会長にお越しいただきました。ありがとうございました。
閉じる