RKBラジオ「税理士に聞きたい!税金Q&A」を放送

  • 第11回:平成22年3月2日放送分

Q&Aコーナー「相談会場について」

医療費控除がうけられそうなので、確定申告に行ってみたいと思うのですが、まだこどもが小さいので、悩んでいます。
(福岡市南区 35歳主婦の方から)

時間がかかると伺っていますが、大体何分ぐらいかかるのでしょうか?

3月になると各相談会場は、例年混雑してきます。
相談会場によっては、1時間以上かかることもあるようです。
申告会場に行かれる前に、医療費の領収書を受診者ごとかつ病院ごとに整理して支払った金額を集計しておくことをお勧めします。

こどもをみてくださる託児室のような場所はあるのでしょうか。

はい、託児室はありません。

一度で終わるものなのでしょうか?

必要なものがそろっていれば一度で終わります。
通常、医療費控除の申告で必要なものは、4つあります。
・源泉徴収票・医療費の領収書・還付を受ける口座番号・印鑑です。

急いでいる人にオススメの申告場所など、ありますでしょうか?

今は、どこも混雑していると思います。ただ会場へ行かなくても、国税庁のホームページで作成した申告書を出力して、税務署へ郵送することが出来ます。
また、申告の時期ですが、「医療費控除のための還付申告」は、3月15日を過ぎてもお近くの税務署で申告することも出来ます。
 
ワンポイント
・確定申告書は自宅で作成して、税務署へは郵送することが出来ます。
・医療費控除を受ける為に、還付申告は、3月15日を過ぎても出来ます。

税理士・松永恵美子の一言アドバイス「税理士の社会貢献活動」

  • ・県や市町村などの予算執行において無駄や不正がないかどうかを監査する「外部監査人」に就任して、税金の使われ方を住民視点に立って監査しています。
  • ・ご高齢などで判断能力が不十分な方を支援する「成年後見人」として、家庭裁判所に登録して後見人に就任しています。
  • ・NPO法人が、安定的な活動ができるように「税務会計アドバイザー」としてお手伝いをしています。
  • ・子どもたちに、税金の大切さを伝える「租税教室」を行っています。
  • ・その他、国会議員の政治資金団体の政治資金監査を行うことも始めました。
  • ・このように、税理士は税の専門家としてさまざまな社会貢献活動を行っています。
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